Japan Soccer 50年

2012年7月24日火曜日

ペル- vs 日本 -アメリカ カップ


パオロ ゲレロ - ペルーの選手


ロンドン五輪サッカー日本代表の壮行試合を観戦して(男子の部)


こんにちは! 蜻蛉です。東京はようやく真夏らしい蒸し暑い天気になりました。皆さんお元気にお過ごしですか? さて、きょうは前回に予告しました、今月11日に国立競技場で行われました、キリン・チャレンジ・カップ、男子の部、日本代表対ニュージーランド代表戦の試合に ついて、話し合いたいと思います。

この試合は1-1の引き分けで、後味の悪い結末でした。女子の「なでしこジャパン」が、試合内容はともかく、3-0と結果を出した後の試合でしたので、おそら く期待を膨らませて観戦した人たちにとっては、物足りない試合だったのでは、と思われます。
この日の日本は、GK、権田、DF(右から)酒井宏樹、鈴木、山村、徳永(オーバーエイジ)MF(ボランチ)山口、扇原(アタッカー)清武、東、永井、FW大 津でスタート。対するニュージーランドは日本の早いパスワークを警戒して、最初から積極的にプレッシャーをかけ、容易にボールをキープさせない作戦で、トップの大 津が孤立状態で、なかなか得点のチャンスがなく、前半0-0で終了。
個人的には、GKの権田は、特に、危険な状況はなかったようです。鈴木と山村のセンターバックはおそらく初めて組んだのだろうかと思われます(山村のポジション はMF)。しかし、前半に関しては、無難にプレーしていました。サイドバックの酒井と徳永はこのチームの得点源になる可能性を秘めているようです。特に、徳 永の動きが目立ちました。(杉本の得点は、徳永のシュートのこぼれ球を、プッシュ)
MFのボランチ、山口と扇原のコンビはこのチームのモーター的存在、もう少し攻撃にも絡めるようになれば、将来、サムライブルーの中核として活躍できる存在になる であろうと思われます。五輪でも期待できそうです。
きょうの試合で苦戦したのは、MF、清武、東、永井のアタッカーが、ゴールに、パスを入れますが、まったくといっていいほど、意外性のある即興的なプレー(シュー ト)がなかったコトにつきる、と言っても過言ではありません。清武は、いいパスは出しますが、強引さに欠け、現在の香川とは比較できません。東も地味な良さを持っ ていますが、もっとゴールに絡むよう自分をアピールするぐらいのプレーをしてほしいです。永井は調子は良さそうで、スピードに切れがあり、相手にとって脅威にな る存在ですが、彼も東同様角度のないところからも果敢にシュートを打つぐらいの貪欲さがほしいです。
FW大津もがんばってはいましたが、MFのアタッカーの援助が足らず、空回りの状態で、本人はイラダッていたようです。彼に必要なのは、選出漏れした、大迫のよう な性格で、どこからでもシュート(失敗しても)する大胆さがほしいです。
後半に出場した、MFの村松、FWの杉本、斉藤のうち、杉本が得点を決め存在をアピールしました。村松は致命的なミスで同点ゴールを許してしまいましたが、本人に とって、本番前のエラーは、かえって、本番で活きてくるのでは、と期待できそうです。斉藤はわずかな時間でしたが、スピードとテクニックがあるので、本番ではスー パーサブで活躍ができそうです。
きょうは出場しなかった、GK、安藤、DF,吉田(オーバーエイジ)、酒井高徳、MF、宇佐美の4人の中で、吉田のケガの早期回復が欠かせません。
五輪はW杯の22人と違い18人しか登録できません。ケガ以外に、体調の異変、イエローやレッド・カードによる出場停止で、ベストメンバーを組めるかどうかは試合 当日まで、予測できません。
ですから、パスワークから得点するだけでなく、コーナーキック、フリーキック、ぺナルティーキック、スローインといった、セットプレーで結果が左右されるコトも重 要視しなければなりません。その点から考えれば、吉田と杉本が身長からいって、期待されるのです。
五輪はW杯とは異なり、他の競技者と一緒で、お祭りの雰囲気があり、競技に集中し難い要素がかなりあって、選手の健康管理、体調維持、栄養面での問題等々を、いか に上手にコントロールするかが、成績にかかわってきます。
その点では、「なでしこジャパン」は、監督をはじめ経験者が多く、エースの沢と岩清水と丸山に一抹の不安がありますが、ムードさえ上がってくれれば、このチームは どえらいコトをしでかす強かさがあるので、大いに期待がもてそうです。
問題の男子ですが、DFでは吉田が万全の状態で出場できるかどうか、攻撃面では誰がゴールゲッターとして活躍するか、未知の可能性を期待する他ありません。
「がんばれ! 日本」 楽しみながら観戦しましょう。
Gracias, Hasta la próxima