自力で残留できる順位にあった、一方のC大阪は川崎Fと負けていた試合を同点(2−2)に持ち込み辛うじて残留を決めましたが、もう一方の神戸は優勝した広島に0−1で敗れ降格が決定。
勝てば残留のチャンスがあったG大阪は磐田に1−2で敗れて降格決定。一番可能性が薄かった新潟は降格が決定している札幌に4−1で勝ち、神戸とG大阪が負けたため、逆転で残留を決めました。
アジアチャンピオンリーグ(ACL)出場権枠の3位争いも、浦和が名古屋に2−0で勝って権利を獲得しました。
さて、きょうは昨日(6日)開幕しました、クラブFIFA・W杯サッカー(日本開催)の第一戦Jリーグチャンピオン広島サンフレッチャ対オセアニア代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)の試合がありましたので、そのコトについて話し合いたいと思います。
この試合はJリーグ優勝の広島がどのような試合をするか楽しみにしていました。しかし、残念ながら試合内容は、W杯らしからぬ守り一辺倒のオークランドに対して攻めあぐむ広島に、寒気を感じさせました。
開始早々の広島は、落ち着いてDF陣がリズムのあるパスを回しながら、相手のDFの間に、時折、強い縦パスを入れ、ワントップのエースストライカー佐藤寿人の変幻自在の動きからのシュートを狙っていたようすが見えました。
しかし、相手も佐藤の動きを警戒し、ゴール前の防御体制をコンパクトにして、隙を与えないよう応戦し、しかも上背の低い佐藤に対して、高さで有利な相手は、サイドからロビングタドリブンのクロスを入れてもクリアされ、なかなか得点に絡むようなチャンスはおとずれませんでした。
右サイドのMFミキッチがライン際をドリブルで相手DFを交わしクロス入れたり、再三CK(コーナーキック)などでゴールを狙っていたのですが、佐藤には相手が仕事のスペースを与えず、抜け出してもオフサイドにとられ、どうしても相手の鉄壁な厚い防御を破れず前半0−0で終了。
後半はトップ下のMF森崎浩司と高萩が佐藤の前に飛び出したり、ミドルシュートしたり、また、右と左サイドのミキッチと清水が縦へのドリブルからクロスするだけでなく、中に切り込むドリブルからシュートするプレーを期待したのですが、相変わらずパス回しで、相手の守備網を破るような破格的な動きがなく、一方の佐藤もポジションを変えてスペースを作る動きをしていたのですが、二列目の動きがそれに対応せず、得点には結びつかなかったようです。
このような状況に、突然救世主MFボランチ青山敏弘がゴール前30メートルの位置にボールをキープして現れ、少し右側にドリブルしながら無回転の強烈なクリーンシュートでゴールの左上の隅に決まり、ようやく0−0の均衡を破り、その得点が広島に勝利をもたらしました。
結果的には広島は勝ちましたが、佐藤の得点に頼る攻撃陣に、一抹の不安が感じられた試合内容でした。次の試合は、もっとMFが縦横に動かなければ勝機はありません。
もっと内容のある試合をしてもらいたいと思います。
これは蜻蛉のつぶやきです。
グラシアス!アスタ・ラ・プロクシマ
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