Japan Soccer 50年

2012年10月2日火曜日

ストライカーの内部感覚について (1)


こんにちは! 蜻蛉です。今年もアッという間に10月、心配された台風も過ぎ去り、スッキリとした秋晴れの青空になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、きょうの話題は、ストライカー不足に悩むサムライブルー日本代表のコトについて、私自身の見方や考え方(主観的な偏見かもしれませんが)を2回に分けて述べてみたいと思います。

昨夜のTVスポーツニュースで、マンUの香川選手のゴールとフランクフルトの乾選手のゴール失敗のシーンを観ました。この2人に見られるように、日本の選手たちが欧州で活躍している姿を見るのは喜ばしいコトです。

ここで特に2つの得点に絡むシーンを取り上げましたのは、得点を決めるために重要な内部感覚(センス)が、対照的に現れていたからです。

香川のシュートは、相手ペナルティエリア内、ゴールを背にしたポジション(オフサイドぎりぎりの位置)で味方のパスを受け、内側にマークしていた相手DFとは反対の方向に素早くボールと一緒にターンして、タイミングよく左足でシュート、GKは左側にセーブしたがボールに届かず、ゴール右隅に揺ったりと弾みながら吸い込まれた見事な得点でした。(彼のマンUの公式戦初得点も同じようなケースから振り向きながら決めていましたね)

一方の乾選手は現在絶好調、この試合前までの3試合に連続得点して、期待されていました。この試合でも、味方のカウンター攻撃で、ハーフライン近くから抜け出し、単身ドリブルで相手ゴールに向かい、相手GKと1対1になったところで、右足でシュートしましたが、前に出てきたGKに手ではじかれ、得点チャンスを逃がしてしまいました。 

ザッケローニ日本代表監督が観戦していたそうですが、おそらく本人は多少意識しながらプレーしていたのかもしれませんね。もしあそこで決めていれば、現在のクラブでも日本代表にても、彼の存在価値がグ―ンと上がったかと思われるほどの惜しまれるシュートシーンでした。

内部感覚という言葉が、この場合について適切なのかどうかは、私自身も定かではないのですが、「体を操作する上での意識(見えない部分)のとらえ」というふうな意味にとらえてもらえれば、と思います。

この「内部感覚」というのは、サッカー選手のストライカーの身体とプレーを例にしますと、柔らかくて強く、安定感があるのに軽やか、という矛盾する状態を併せ持つ理想的な身体で、プレーの状況に対して、それらを意識(内部感覚)的に臨機応変、身体操作ができるコトを言います。

そのような身体というのはカラダのどの部分でどのように動かすコトをいうのか? 
それに関連して、ストライカーに求められるプレーとは何なのか?

これらのコトについては、次回に述べてみたいと思います。

グラシアス! アスタ・ラ・プロクシマ

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