Japan Soccer 50年

2012年10月21日日曜日

サムライブルー日本対フランス戦とブラジル戦を観戦して (1)

こんにちは! 蜻蛉です。 時の経つのが早いですね。昨年の今頃、私は日光へ行って、紅葉と滝、それに、東照宮を見物して満喫したコトが、つい最近のように思い出されます。 皆さん元気にお過ごしでしょうか。
 さてきょうは、先日ヨーロッパにて日本代表がフランスとブラジルという欧州と南米の強豪を相手に2連戦しましたので、その試合の対フランス戦(TVにて観戦)で感じたコトを述べてみたいと思います。

 日本代表は対フランス戦を1−0で勝利する素晴らしい結果を出してくれました。フランスは欧州の中で最もラテン的なサッカーをする国で、チームが結束しているときは素晴らしい反面、その逆の場合には、自ら崩壊してしまうようなところが見られます。それに、地元ではめっぽう強いのも特色ですから、日本がそこで勝ったというコトは、賞賛に値する試合だった、と言えそうです。

 日本のスタメンは:GK川島、DF(右から)酒井宏樹、吉田、今野、長友、MF(ボランチ)長谷部、遠藤、(アタッカー)清武、中村、香川、FWハーフナー。

試合全体の流れはフランスが圧倒的にボールを支配していましたので、日本は防戦に追いやられましたが、GKの川島、DF吉田と今野、MFボランチ遠藤がDFラインの核が確りと堅持していたコトで、相手の攻撃に押されながらも、全体的なバランスが崩れず、失点を防ぐコトができたようです。

もちろん相手のシュートミスという幸運もありましたが、DFが相手の攻撃に対し、プレスをかけた守りでプレーを制限したからこそ、ミスを誘ったとも言えます。

この試合エースの本田がケガで欠場したため、香川がトップ下に位置するかと思われたのですが、中村がそのポジションに入り、彼本来の機能が制限されたようです。しかし、中村が流動的にポジションを変えていたので、香川自身も本田がいるときよりも、ノビノビとプレーしているように感じました。香川が動くコトで、長友がそのスペースを利用して、再三相手DFの裏にドリブルで切り込むプレーで、相手DFを脅かしていました。

前半日本は、右サイドからの絶好のクロスをハーフナーがヘディングミスして、得点チャンスを逃がしました。

ハーフナーはヘッドの際首を動かし額でボールを合わせてゴールの隅を狙ったつもりですが、ボールの向きも威力も思惑通りにはゆかなかったようです。

ゴール前でのヘッドはプロでも基礎的な技術というか知識を知らないでプレーしている選手が見られます。ヘッドの場合、ボールを額に当てるコトは正しいのですが、額でボールを合わせようと意識するから、当てる前に、首が前折れたり、左右に曲がったりしてしまうのです。そうなると胴体のしなやかな力がボールに伝わらず、(首の力だけで打とうとするから)威力もなく、(首が横に動くから)ゴールから逸れてしまうのです。

ヘッドはボールを顔で受ける感覚でボールを迎え、四肢でバランスをとりながら、丹田(ヘソの下に位置する気のエネルギーの収納庫)を中心に胴体(胸と背骨)を反らし、首を固定(胴体と一体にして)して、カラダ全体の力でボールを叩くと、威力のある正確なシュートになる確率が高いのです。

顔でボールを迎える姿勢をとると、首筋と背筋がよく伸びて(視界がよくなる)、骨盤までそのエネルギーが伝わって仙骨(骨盤の平たい部分)が締まり、ボールを叩く瞬間には、ちょうど額にボールが当たるので、さらに威力が増すのです。

日本の得点は相手のCKかFKだったのかよく覚えていなかったのすが、こぼれ球をDF今野が拾い、約50メートル、ドリブルで前進、そのときのフランスのDF陣はGKのほか3人、日本は右に長友、前に香川、左に乾?が疾走していました。今野はタイミングよく右サイドでフリーの長友にパス、それをワンタッチ(ダイレクト)でゴール前に流し(クロス)そこに飛び込んできた香川がカラダを左側に倒れながら右足で見事なシュートを決め、試合を決定付けました。

このシーンで大事なコトは、日本のカウンターの速攻に焦点を当てるだけでなく、フランスの守備についても、日本の問題として、反省してもらいたいのです。

フランスは、なぜDFの今野にピッチの約半分の距離をフリーでドリブルするコトを許してしまったのか?、また、フランスの3人のDF陣はズルズルとゴールエリアまでなぜ後退しなければならなかったのか?

この問題について、私の考えもありますが、皆さんにも自分たちの課題として検討してもらえませんか。できましたらコメントしてください。

次回はこの問題に対する私の考えと対ブラジル戦のコトについて述べてみたいと思いますので、よろしくお願いします。

グラシアス! アスタ・ラ・プロクシマ

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