
その楽しみと気がかりの両面をもった大事な試合の一つ、FIFA・W杯アジア最終予選、サムライブルー日本対オマーン戦が、来週の水曜日(14日)オマーンのマスカットにて行われます。
きょうはその試合について話し合いたいと思います。表題に「ザックジャパン」としたのは、今回の試合ほど、「アルベルト・ザッケローニ日本代表監督自身の手腕というか戦略が試される大事な試合はない」、と私は観測しているからです。
今回の試合は、この予選の折り返しの第1戦であるコト、それに中東のヨルダンとイラクとのアウエー戦が後に控えているコト、それに選手たちのコンディションが前期に比べて良くないコト(主力の欠場も含めて)など、気がかりな面があるコトが、そのまま監督の重要な課題になっているのでは、と私は予測しています。
それに、冷気の漂う欧州や日本の環境でプレーしている選手たちが、中東のような猛暑の環境と時差に、数日で順応できるのかどうか?それも気がかりです。
この予選前期の日本は、欧州組の選手たちが休暇で、気がかりなく代表の練習に集中でき、しかもエースの本田が復帰し、チーム内の雰囲気をガラリと変え、選手間のコミュニケーション(意志の疎通)が良くなり、ゲームにおいても、その効果が顕著に現れていました。
しかし今回は、香川と内田がケガで離脱し、宇佐美貴史と酒井高徳が招集されましたが、ザック監督は「2年たっても大きく成長していない。現在やっているコトは、2年前できていたコトをやっているだけだ」と、若手選手の出場機会がない理由とチーム内での競争力の乏しさに対し、厳しい評価をしています。
代表選手たちは長年一緒にプレーしてきた仲間であっても、その期間は、クラブ内の選手たちと比較したら、ほんの僅かでしかない。そのようなバラバラなコンディションの選手たちを、アウエーの試合で勝てるように、数日で纏めあげるというコトは、監督とコーチングスタッフにとって、至難の業。もちろん、選手同士にとっても同じ悩みであるはずです。
それに、主力選手たちの怪我(ケガ)と海外の若手選手等が各々のクラブでフル出場していない、という現実問題もザックジャパンの悩みであるはずです。
そのような負の加重をかかえたチームをどのようにプラス志向に導くのか、そこに監督の手腕が期待されるのです。
ザック監督に私が期待しているのは、イタリア人らしいリアリズム(現実主義)なサッカーを披露してほしい、というコトです。それに、勝ち点1または3の結果を出してもらいたい、という注文です。
その結果を出すためには、守備を堅くして相手に得点を許さないコト、逆にオマーンの守備の隙を狙ってカウンター攻撃で勝負(対フランス戦のように)するコト、というアウエー戦法の常識を適用するコトです。
「早く出場権を獲得したいから」、と勝ちを急ぐと、逆に相手のカウンターの速攻を受け、取り返しのつかない得点を相手に献上するコトになります。それだけは絶対にあってはならないのです。
この予選はチャンピオン戦ではなく、グループ戦の2位までダイレクトに出場権が与えられているので、無理して勝つ必要はないはずです。とは言うモノの、そのカギは監督が握っているのです。
現在の日本代表は、グループ1位、2位と勝ち点5の差をつけていますが、もし負けるとその差が2になります。
日本の残りの試合は、中東でのアウエー戦ヨルダンとイラクの2試合に、ホームでの強敵オーストラリア戦ですから、大変厳しい状況下に置かれてしまいます。
ですから、日本が出場権を確かなモノにするためには、勝ち点1(引き分け)だけは、ぜひ勝ち取って欲しいところです。
以上が蜻蛉のツブヤキです。
「がんばれ!! サムライブルー、ザックジャパン」
忘れてならないのは、タイで開催されているFIFA・W杯フットサルで活躍している日本代表チームへの応援です。
「がんばれ!! フットサル日本代表」
グラシアス! アスタ・ラ・プロクシマ
前回の誤りの訂正: タイトルと(う)偉業 (誤)
タイトルと(いう)偉業 (正)
ルールを(始め)かなり異なって (誤)
ルールを(はじめ)かなり異なって(正)
それ以上続ける(のと)、余計な (誤)
それ以上続ける(と)、余計な (正)
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